一昨日はご縁から、僕たちフリーランス美容師グループCambiarに

理容師から特別講師をお招きしてカット講習を開催させていただきました。

一般の方に何が違うのかを簡潔に説明します。

【理容師と美容師の違い】

美容師と理容師では、

まず美容師法と理容師法によって国家資格そのものが分かれて区分されています。

仕事内容の違いとしては法律上

美容師の仕事は「パーマネントウエーブ、結髪、化粧などの方法により、容姿を美しくすること」と美容師法（第2条第1項）に書かれている一方で、

理容師の仕事は「頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること」と理容師法（第1条の2第1項）に書かれています。

ザックリ言うと、「美容師は容姿を美しくするのが仕事」「理容師は容姿を整えるのが仕事」ということで、

やっていることにほとんど違いはないのが実情です。

大きく異なる点としては、理容業のみ顔剃りが可能である点がよく挙げられますが、

美容業側も数年前からの規制緩和で

『化粧に附随した軽い程度の「顔そり」は化粧の一部として美容師がこれを行っても差し支えない』という通達により

この条件内であれば顔剃りが認められるようになりました。

今後本格的に規制緩和されていくことが予想され、ますます理容業・美容業の隔てが無くなっていくことが予想されています。

【一般的なイメージの違い】

そしてやはり、一般的には

理容師の仕事は、クリームや蒸しタオルなどで毛穴を開かせてからカミソリを当てている光景は、男性だったら誰でもみたことがあるでしょう。

カミソリを用いて理容室は男性の髭を剃るばかりではなく、最近では女性の顔剃りメニューも密かな人気が出てきています。

カミソリを扱うので相応の修行と経験が必要です。

美容師が自然な流れの髪型を作るとすれば、理容師は、ハサミで髪の毛を切って整えるというイメージとも言えます。刈り込みや刈上げなどは、ミリ単位にまでこだわって行う理容師さんがほとんどです。

こういったことから、世間のイメージではおそらく、

美容師が華やかさや美しさを演出するのだとしたら、理容師は、清潔感を出して爽やかさを演出してくれるようなイメージではないでしょうか。

そんな理容師と美容師。

基本的に交わることはほとんどありません。

今では同じ建物で理容室と美容室が一緒になっているところもありますが

入り口も分けることが決められていたりします。

まして僕たち美容師側からしてもキャリアのある理容師の方と交わることなど、皆無に等しいものなのです。

【そんな中ご縁から生まれたカット講習】

理容師×美容師のクロスオーバー

今回初めて理容師の方からカットを学べる貴重な機会をいただきました。

内容は

刈り上げ、フェードカット、レザー、質感などをするにあたり必要な細かい技術。そして計算されたカット理論、そしてそのポイント。

さらには手もブラシも一切使わず、髪の毛に触れることなくドライヤーの風のみで仕上げるブローテクニック。

このことにより、ハンドブローやブラシで作るツヤとは一線を画すツヤが生まれる再現性は目から鱗でした。

その他にもまた違った視点からもたくさんの発見があり、とても勉強になりました。

あらためて理美容業の奥深さと面白さ、楽しさを実感させていただくと共に、

それら技術に加えて、

仕事に対する心構えや取り組まれてきた姿勢、熱量、愛情。

そういった部分にもとても勉強させられましたね。

そういった視点からも背筋を正されたような気がしています。

そして同時に

理美容ともに本質は同じ。

真摯に愛して向き合うことの格好良さ。

改めて実感させていただいたように思います。

【最後に】

講師の方は、理容師界隈ではかなりの実績を残されている有名な方✨✨✨

故に初めはちょぴっと緊張しましたが(笑)本当にとてもよくしていただきました。

お忙しい中、僕たちCambiarの為に貴重なお時間を作っていただき、

又、丁寧に教えていただいたことを感謝しています。

本当にありがとうございました✨✨✨

また、

今回快くサロンを貸していただいたのは

群馬初のヘッドスパ専門店サロン「contrail」

代表の小川雅代さんも本当にありがとうございました✨✨✨

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